有機金属化学グループでは、周期表の全元素について多様な分子の化学を研究対象とし、 「優れた分子触媒の開発」と「新しい分子素子を目指した機能性ナノ分子の開発」を 中心課題として研究に取り組んでいます。いずれの研究も新しい金属分子の構造、結合、 反応性を解明する基礎研究を大事にしています。
有機金属グループでは、「高いレベルの基礎研究は、実用化が可能なレベルにある。」 と考え、これを実践してきました。 新しい高選択的な有機合成反応の開発や工業的に重要なオレフィン類の重合触媒の開発、 新しい機能発現か期待される金属クラスターを用いたナノ構造体の構築といった機能性材料 への展開といった実用化も視野に入れた高いレベルの基礎研究を目指しています。
工業的に重要な触媒反応は、環境保護や安全のため、完全密閉系で行われています。 従って、空気や湿気に敏感な触媒が、実際の工業的には大変重要です。 そのため、新しい高活性触媒の開発には、空気中に出すと瞬時につぶれてしまうような不安定な有機金属化合物でも、 自在に取り扱うことが求められています。 有機金属化学グループでは、そのための最新の研究設備と先端の技術を備えており、 最先端の知識や高度なテクニックを修得することができます。 また、自発的な知的好奇心をとても重視していますので、4年生の特別研究から、 それぞれが独自の研究テーマに取り組むようになっています。 卒業生は、大学院に進学後、大学や研究機関、総合化学会社、製薬会社などで活躍しています。 以下にグループとして取り組んでいる最新の研究を紹介します。